技能実習生の一日とは?日本人との共通点と相違点

技能実習生の一日とは?日本人との共通点と相違点

技能実習生はどのように日々生活を送っているのか日本で働いている技能実習生に聞いてきました!基本的な一日の流れ・技能実習生ならではの習慣・気を付けていただきたいポイントがこちらのコラムからご確認いただけます。

この記事の目次
  1. 一般職種の技能実習生の一日
  2. 介護職種の技能実習生の一日
    1. 実習内容の一例(介護職種)
  3. 技能実習生ならではの習慣
  4. 気を付けていただきたいポイント

一般職種の技能実習生の一日

技能実習生の一日2

技能実習生の日常は日本人労働者と大きく変わりません。日本人労働者と同様、一日の実習時間は1日8時間以内、週40時間以内が基本です(超える場合は時間外割増賃金を支給)。労働法、労働基準法も日本人と同じく適用されます。

技能実習生は日本の文化(アニメや映画、歌など)に興味を持っており、自由時間に日本の娯楽を楽しんでいます。日本語の勉強にも役立てているようです。

介護職種の技能実習生の一日

介護技能実習生の一日

介護職種の技能実習生も日本人労働者と大きな変わりはありません。日本人と同じく介護技能実習生にも労働法、労働基準法が適用されます。

実習内容の一例(介護職種)

時間 内容
9:15 職場に到着
夜勤従事者から、申し送りを受ける
9:30 勤務開始
朝の挨拶
おむつ交換、トイレ介助
10:00 朝の体操見守り
ベッドのシーツ交換
入浴の準備
お茶、ジュースの提供
11:00 飲料のカップ回収、洗浄、消毒
洗濯された衣類をたたむ、配布
お茶、ジュースの提供
利用者とコミュニケーション
11:45 昼食介助
12:00 お昼休憩
13:00 休憩修了
おむつ交換、トイレ介助
食器回収、入れ歯洗浄
入浴の準備
14:00 一緒にカラオケ、工作等
おしぼり提供
ベッドのシーツ交換
15:00 おやつの時間
おやつの片付け
エプロン交換
15:30 業務内に1時間日本語学習
(日記・日誌の確認、テキストを用いた学習)
16:30 夕食介助
お薬提供
口腔ケア
トイレ介助
17:00 就寝の準備
就寝ケア
18:00 勤務修了、退社

技能実習生ならではの習慣

     
3食自炊 毎日3食、自分でご飯を作るという実習生が多く見受けられました。お弁当も手作りだそうです!
母国にいる家族との通話 技能実習生の多くは母国にいる家族や友達とスカイプ、フェイスブックなどを通して連絡を取っています。連絡の頻度は個人差ありますが、平日の夜に連絡を取っている技能実習生が多いです。
通信環境について
交換日記の作成 技能実習生と実習実施者様との間で交換日記を行っている企業もあります。実習の調子や私生活のことなど、日記を通じて把握し、技能実習生と良い関係を築いています。
交換日記を行っている実習実施者様
日本語の学習 技能実習生は実習期間中も日本語の学習を行っています。しかし、技能実習生個人で日本語を勉強することになりますので、実習実施者様のサポートがあると大変嬉しいです。
配属後の日本語教育について
休日には畑作業も 宿舎の敷地内に畑がある技能実習生は野菜や調味料を育てているそうです!一緒に畑作業を行い、技能実習生とコミュニケーションをとっている実習実施者様も多くいらっしゃいます。
受け入れ企業の声

気を付けていただきたいポイント

自転車の利用 技能実習生の多くは、交通手段として自転車を利用します。日本と技能実習生の母国では交通ルールが大きく違いますので、きちんと実習生が把握しているのか確認が必要です。
買い物 「売られている商品の値段感覚や食材の味がわからない」という技能実習生が多いです。慣れるまでは一緒に買い物に行ってあげることをおすすめします。
食材の保存 「母国で冷蔵庫をあまり使ったことがない」ということから、食材の保存が上手に行えない実習生もいます。日本での保存のやり方を丁寧に教えてあげてください。